アメリカン・ギャングスター 」を観る。
デンゼル・ワシントンラッセル・クロウという2大スターの競演・・・って割には、結構地味目の展開。


警官対マフィアという図式はありがちだけど、

”必ずお前を逮捕する!”
”やれるものならやってみな”

とにらみ合う様なシーンは無く、
例えば昔の「イヤーオブザドラゴン」の様なケレン味は無かったなあ。
この二人が実際に顔を合わせるのはラスト間際!で、実際の接点が無いまま話は進みます。
実話だそうなので実際はこんなもんなものか。
庶民に優しく、家族思いで、仕事(麻薬ですが^^;)熱心なギャングってありえなさそうなんですけどね。
それではやっぱり映画としての高揚感にちと欠けるかなあと言う感じ。


2大スターの演技もあっさりめ。
「イヤーオブザドラゴン」のミッキー・ローク&ジョン・ローンのようなねちっこさが足りなかったかな。
デンゼル・ワシントンの悪役なら「トレーニングデイ」、
ラッセル・クロウの刑事役なら「L.A.コンフィデンシャル」にそれぞれ及ばなかったか。


でもまあ手堅い演出で2時間半、退屈しないで面白く観られました。